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資格制度の概要

1.指導者資格制度について

(公財)日本ラグビーフットボール協会普及育成委員会では ラグビー指導者の資質および指導力の向上を図り、 ラグビーの普及および振興を促進するため、ラグビー指導者資格を制定しています。また、加盟チームに対して指導者資格の保有者をチームの監督、またはコーチとして置くことを義務付けています。

 

義務化の目的

1.普及・強化の基盤作り

2.コーチの資質の向上と人数の増加

3.新たな指導者の発掘と既存指導者の活性化

4.リスクマネジメント意識の向上

2.資格の種類と内容について(2019年4月より)

日本ラグビー協会ではラグビー指導者資格として以下の5種類の資格を制定しています。

資格名  内容
 スタートコーチ 概要 日本でラグビー指導者として活動するすべての方を対象としています。ラグビー指導者の入口として必要なJRFUの安全対策に関する知識及び指導者としての基本を座学により習得します。
カリキュラム JRFUの指導者育成方針/安全対策/インテグリティ/プレーヤーを中心にした指導/ラグビー憲章/攻防の原則/年代別指導方法
 C級コーチ 概要 個人のプレーヤーに対する実技指導の能力を習得します。スタートコーチの内容を実技を通して実践的に深める内容です。World Rugbyのオンライン学習コンテンツであるRugby Readyを受講義務としてWorld RugbyRの指導のフレームを用いて行います。
カリキュラム

ラグビーの準備(リスクマネジメント)/攻防の原則とスキルへの適用の理解/長期育成方針/個人を対象としたコーチングの手法

 B級コーチ

概要

個人のプレーヤーに対する指導に加え、チームの課題に即した指導をする為の技能を座学と実技とを通して習得します。World Rugbyレベル1カリキュラムを用いて行います。

カリキュラム

プレーヤーウェルフェア/攻防の原則を用いたーム分析/練習計画の策定/コーチングフィロソフィー/コアバリュー/セブンズ基礎/ラグビーのS&C/ラグビーの歴史等※日本スポーツ協会科目Ⅰ※World Rugbyレベル1

 A級コーチ

概要

多様な視点からプレーヤーとチームを分析し、指導計画を作成する技能を座学と実技を通して習得します。World Rugbyレベル2カリキュラムを用いて行います。

カリキュラム

プレーヤーウェルフェアー/チーム分析(主観分析・客観分析)/練習計画の策定/キーフファクター分析/機能的役割分析(ファンクショナルロール)/セレクション/セブンズ基礎/ラグビーのS&C等 ※日本スポーツ協会科目Ⅲ※World Rugbyレベル2

  S級コーチ                                                                  

概要

年間計画、チーム戦略、戦術、チームマネネジメントなど、チームを指導する為のすべての知識・技能を座学と実技を通して習得します。World Rugbyレベル3カリキュラムを用いて行います。

カリキュラム

コーチとしての自己分析/チームビジョンの作成/プレーヤーの分析/チーム/ゲームプロファイル/プレーパターン/分析からのゲームプラン/クリティカルインシデント分析(ゲームの重大要因分析)/シーズンプランニング/チームマネイジメント※World Rugbyレベル3

※カリキュラム内容は変更になる可能性もあります。

3.指導者養成プログラムについて(2019年4月より)

指導者養成プログラムは「指導者としての技能を付与する資格認定講習」と「有資格者のブラッシュアップ研修」の2本柱としています。

◆資格認定講習

資格認定講習は、スタートコーチを入口に資格をステップアップして行きます。各資格認定講習会は、都道府県ラグビーフットボール協会あるいは(公財)日本ラグビーフットボール協会の主管で開催されます。尚、B級コーチ資格とA級コーチ資格は、 ぞれぞれ(公財)日本スポーツ協会公認資格と連動しています。

◆ブラッシュアップ研修 

ブラッシュアップ研修を受講することで資格の有効期限が延長されます。研修を通じて新しい知識やスキルを発見し、自らの指導について振り返っていただく場を提供します。

 

  2021年度は新型コロナの影響を鑑み、各種ブラッシュアップはオンラインで開催されます。

 

◆集合研修会の時間数について

スタートコーチおよびC級コーチは2時間以上、B級コーチおよびA級コーチは3時間以上となります。各研修会の時間数は会場により異なります。募集時の開催概要をご確認ください。

 

◆コーチカンファレンスの参加条件について

コーチカンファレンスは三支部協会(関東、関西、九州)で各支部に1年に1回、開催されます。B級コーチの参加の可否は会場によって異なります。募集時の開催概要をご確認ください。

4.受講条件・資格の有効期限

ラグビー指導者資格認定講習の受講にはそれぞれ条件が定められています。また、資格取得後も有効期限内にブラッシュアップ研修に1度も出席しない場合は資格が失効されます。

資格名 受講条件 有効期限 ブラシュアップ研修 登録先
スタートコーチ

ラグビーの指導者を目指す方

※満18歳以上

4年間  4年に1回  日本協会
C級コーチ

スタートコーチ資格を保有している方

※満18歳以上

4年間 4年に1回 日本協会
B級コーチ

スタートコーチ資格を保有している方

※満20歳以上

4年間 4年に1回 日本協会
A級コーチ

原則はB級コーチ資格を保有している方

※満23歳以上

※特別推薦基準の詳細は別途参照

4年間 4年に1回 日本協会
S級コーチ

A級コーチ資格を保有している方

※詳細は別途参照

1年間 1年に1回 日本協会

*有効期限に関して

資格の有効期限は上位資格の有効期限を優先致します。スタートコーチを失効した場合は再受講となります。B級コーチ以上の資格については期限切れとなってから4年以内であれば復活の救済処置が可能です。(義務研修等への参加が必要)

5.講習時間数と料金

 

資格名 時間数 集合 通信 受講料

2021年度

オンライン  スタートコーチ 合計2時間 なし 2時間

2,000円

 公開中

集合     スタートコーチ 合計4時間 4時間 なし

4,000円

コロナで中止

C級コーチ 合計10時間 8時間 2時間 8,000円 コロナで中止
B級コーチ

合計

105時間

合計

60時間

ラグビー専門科目

30時間

「3or4日間」

30時間

 JSPO基準

(34,920円)

オンラインを活用して実施

 

合計

45時間

JSPO共通科目Ⅰ

なし 45時間
A級コーチ

合計

230時間

合計

84時間

ラグビー専門科目

42時間

「5日間」

42時間

 JSPO基準

(30,240円)

オンラインを活用して実施

 

合計

150時間

JSPO共通科目Ⅲ

30時間

「5日間」

120時間
S級コーチ

合計 160時間

60時間

「3日間×2」

100時間  60,000円

オンラインを活用し実施

  

※時間や受講料は変更になる可能性もあります。お申し込み時に確認をお願い致します。

※受講料には交通費・宿泊費・資料代は含まれません。

※A級コーチよりB級コーチの料金が高い理由は、日本スポーツ協会の規定によるものです。

※年度により時間数と金額に若干の変更があります。

6.資格の義務化の詳細について(2021年3月1日時点)

1.登録チームの義務

登録チームは、それぞれ、本協会が認定した資格(スタートコーチ以上)を保有する指導者を監督またはコーチとして置かなければならない。

 

2.大会出場チームの指導者資格保有の義務

登録チームは、大会に参加する際、大会規定に定められた指導者資格を有する指導者を置かなければならない。

 

1)日本協会、支部協会及び都道府県協会主催の小学生及び中学生を対象とした年齢別チームを編成し実施する大会:スタートコーチ以上の指導者を大会に帯同させなければならない。

 

2)トップリーグチームの監督もしくはヘッドコーチは、S級コーチあるいは同等の資格を有するものを置かなければならない。コーチにはA級コーチ以上を配置しなければならない。

※その他(社会人・大学等)は大会規定に定められた指導者資格保有者を配置する。

 

3.代表チーム等の指導者

1)日本代表チームの監督もしくはヘッドコーチは、S級コーチ資格保有者あるいは同等の資格を、コーチはA級コーチ資格保有者あるいは同等の資格を保有していなければならない。

 

2)本協会主催全国大会に出場する選抜チームの監督またはコーチは、B級コーチ資格より上位のコーチ資格を保有していなければならない。

 

3)国民スポーツ大会に出場するチームの監督は、JSPOが定めるコーチ資格を保有していなければならない。(現在はA級コーチ)