平素より、日本ラグビーの普及・発展に多大なるご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
コンタクト伴うラグビーの指導者は、スポーツ医・科学の知識を持ち、年齢・性別・技能レベルなどの対象に合せて「ラグビーを安全に、正しく、楽しく」指導する責任を持っています。また、現在のスポーツ指導者は、ただ試合に勝たせるための知識だけでなく、高いコミュニケーション能力やスポーツマンシップの伝達など、スポーツでの活動が将来の社会生活でも活かされる為のアプローチも求められています。
昨今のスポーツ指導者の体罰やハラスメントなどの社会問題は皆様もご存知のことと思います。専門的なスポーツ指導者の社会的な需要に伴い、各競技団体の資格制度によって、その専門性を磨き、さらに社会に対して指導者のレベルを保証する必要性が年々高まっております。
(公財)日本ラグビーフットボール協会普及育成委員会コーチング部門としては、全国のラグビー指導者の皆様が、我が国のラグビー振興の中核として活躍されることをサポートできるよう、安全管理の知識、時代に即した指導方法、プレーヤーの能力を最大限に伸ばすことのできる知識など、様々な知識を身に付けることのできる指導者講習会を開催しています。
指導者として知識を身につけることは、プレーヤーの可能性を広げるだけでなく、指導者自身にも幸せをもたらします。日本のラグビー指導者が一丸となって、今後も日本のラグビー振興を支えて行きましょう。全国の指導者の皆さまと講習会でお会いできることを楽しみにしております。
・安全対策を理解した指導者の育成
・プレーヤーズセンタードコーチングの徹底
・グローバルな視点とコーチングスキルを持った指導者の育成
・自ら考え、課題を解決し、成長を続けられるプレーヤーを育成できる指導者の養成
数値的目標
・無資格ゼロへ【有資格者数約7,000人(〜2018年)→約10,000人】
※競技人口20万人とするJRFU戦略計画からプレーヤー20人に1人の有資格者を配置できるように算出。
・資格更新率を高める【更新率57%(〜2018年)→80%】