日本ラグビーフットボール協会トップページ コーチネット・トップ

COACH NET

2026年度JRFU S級コーチ級講習会カリキュラム概要

 

 2026年度公益財団法人日本ラグビーフットボール協会

S級コーチ講習会カリキュラム概要

2026年度JRFUS級コーチ講習会カリキュラム概要.pdf
PDFファイル 845.1 KB

1. 目指すべきコーチ像

勝利(かち)の先に「価値(カチ)を創造できるコーチ

S級コーチ講習会では、「勝利(かち)の先に価値(カチ)を創造できるコーチ」をテーマに掲げております。本講習会が目指すコーチ像は、「勝利」の追求を大前提としながら、そのプロセスを通じて新たな「価値」を自ら創造し、体現できるコーチです。単なる戦術の実行者にとどまらず、勝利の先にある社会的・人間的価値を最大化し、日本ラグビーの未来を切り拓く真のリーダーの育成を目指してまいります。その実現に向け、ワールドラグビーにおける最上位資格である「WRレベル3」のカリキュラムを基盤としつつ、受講者にはコーチとして不可欠な3つの重要な知識領域を体系的に学んでいただきます。これらの知識を相互に関連づけながら習得することで、「勝たせる力」と「価値を創り出す力」の双方を兼ね備えたコーチの育成を図ります。

2. 3つの柱の詳細

【柱 1】 ラグビーの専門知識(世界基準)

World Rugby(WR)の基準に基づき、現代ラグビーを勝ち抜くための高度な戦略的・戦術的知性を習得します。

① 戦略・戦術の深化

•WRレベルコーチングコースレベル3: 世界基準の戦略・戦術知識の習得。

•専門領域の統合: WR S&C、レフリー、FAIR(救急処置)のレベル1知識を習得し、各分野の専門家と共通言語で対話・協働する力を養う。

 

【柱 2】 組織のリーダーとなる知識

現場での「直接的指導(Doing)」から、組織全体を俯瞰し動かす「マネジメントと統率(Managing)」への転換を図ります。

① リーダーに求められる4つの領域

•対自己: 徹底的な自己探求により、自己を客観視・制御する「揺るぎない自己基盤」を確立する。

•対他者: 心理的安全性を土台に、対話を通じて個々の能力を最大化させる関係性を構築する。

•対組織: 組織の存在意義を言語化し、自走する強いチーム文化を醸成する。

•対社会: スポーツの枠を超え、地域やステークホルダーに対しリーダーシップを発揮する。

 

【柱 3】 価値を創り出す知識

スポーツの社会的意義を深く理解し、ラグビー憲章の体現者として、チームや地域に新たな価値を定義・提供する力を養います。

① 価値創造の4つの視点

•ROLE MODEL(ロールモデル): 「品位・情熱・結束・規律・尊重」を自ら体現し、模範となる。

•SOCIAL IMPACT(社会的影響): 地域活性化やステークホルダーの価値向上に努め、スポーツ界全体に貢献する。

•HUMAN GROWTH(人間的成長): プレーヤーが引退後も社会で信頼されるリーダーとなれるよう成長を支援する。

•FUTURE(未来への寄与): 自チームの成功をラグビー界全体の発展と次世代への継承に繋げる。

 

② 習得すべき専門知識

•安全管理とリスクマネジメント: 法的責任(安全配慮義務)を理解した高度な組織運営。

•インテグリティの追求: ラグビー憲章を組織規範として確立し、高い倫理観とガバナンスを構築。

•戦略の実行: JRFUの中期戦略や普及・育成ロードマップを現場のアクションに落とし込む。

•社会還元: スポーツの本質を再定義し、社会へ貢献するための力を磨く。

3. カリキュラム構成

【柱 1】 ラグビーの専門知識(世界基準)

WRレベルコーチングコース3: 世界基準の戦略・戦術知識の習得。

専門領域の統合

S&C、レフリー、FAIR(救急処置)のレベル1知識を習得し、各分野の専門家と共通言語で対話・協働する力を養う。

【柱 2】 組織のリーダーとなる知識

【柱 3】 価値を創り出す知識

※事前、事後に課題等があります。

4. 年間スケジュール(2026年6月~2027年5月)

集合形式(対面)とオンライン形式を組み合わせたハイブリッド型で実施します。

 

(1)集合形式パート1 

内容 【柱1】ラグビーの専門知識【柱2】組織のリーダーとなるための知識【柱3】価値を創り出すための知識

場所: 国立オリンピック記念青少年総合センター

2026年6月22日(月) 12:00〜18:30

2026年6月23日(火)  9:00〜18:30

2026年6月24日(水)  9:00〜18:30 

2026年6月25日(木)  9:00〜18:00

2026年6月26日(金)  9:00〜16:00 

(2)集合形式パート2  

内容 【柱1】 ラグビーの専門知識(S&C、レフリー、FAIR)

場所: 国立オリンピック記念青少年総合センター

2026年7月23日(木)9:00〜17:00

2026年7月24日(金)9:00〜18:00

2026年7月25日(土)  9:00〜17:30

(3)オンライン形式(Zoom)2026年8月3日(月)19:00〜21:00

「チームのガバナンスとコーチの役割」講師:椿原 直氏

 

(4)オンライン形式(Zoom)2026年9月7日(月) 20:00〜22:00

「徹底的な自己探求から、連携共創を経て、文化醸成へ」講師:中竹 竜二氏

 

(5)オンライン形式(Zoom)2026年10月5日(月) 19:00〜21:00

「アナリストの理解」講師:宮尾 正彦氏

 

(6)集合形式パート3 

内容 【柱1】 ラグビーの専門知識(WRコーチングレベル3)

場所: 国立オリンピック記念青少年総合センター

2026年10月19日(月) 12:00〜18:00

2026年10月20日(火)  9:00〜18:00

2026年10月21日(水)  9:00〜18:00 

2026年10月22日(木)  9:00〜18:00 

2026年10月23日(金)  9:00〜15:00 

(7)オンライン形式(Zoom)2026年11月9日(月) 19:00〜21:00

「他種目に学ぶ/ビジャレアルの人材育成術」 講師:佐伯 夕利子氏

 

(8)オンライン形式(Zoom)2026年12月7日(月) 19:00〜21:00

「メンタルヘルス」 講師:栗林 千聡氏

 

(9)オンライン形式(Zoom)2027年1月18日(月) 19:00〜21:00

「コーチの契約について」講師:椿原 直氏

 

(10)オンライン形式(Zoom)2027年2月1日(月)  20:00〜22:00

「徹底的な自己探求から、連携共創を経て、文化醸成へ」講師:中竹 竜二氏

 

(11)オンライン形式(Zoom)2027年3月1日(月) 19:00〜21:00

「トピック課題(女子ラグビー等)」講師:未定

 

(12)オンライン形式(Zoom)2027年4月5日(月) 19:00〜21:00

「女子ラグビーの未来と普及戦略」講師:香川あかね氏

 

(13)オンライン形式(Zoom)2027年5月17日(月) 19:00〜21:00 

 修了式 

 

※各種事前事後に課題があります。

 

4. 合否判定および修了基準

本講習会の修了判定は、日本ラグビー界の最高位コーチ資格として、単なる競技力の向上に留まらず、日本ラグビーの未来を切り拓き、社会にポジティブな影響を与える真のリーダーとして、以下の各項目を総合的に評価して決定する。

 

【合否判定スケジュール】

最終課題を提出後に合否の判定を行います。

最終課題提出期日 2027年4月30日(金)  

合否連絡 2027年5月10日(月) 

以上

お問い合わせ先

(公財)日本ラグビーフットボール協会普及育成委員会コーチング部門事務局

Tel 03-3401-3289 
Email [email protected] 

 

作成 2026/3/26