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2025年度JRFU C級コーチ講習会(福島県)実施報告

今年度1回目のC級コーチ資格認定講習会を開催しました。参加者は7名で、そのカテゴリーはスクール5名、クラブ(中学生)2名です。また福島県のほか、埼玉県、栃木県、山形県からの参加者があり、受講生にとって参加機会の増加というメリットが生かされた講習会であると感じました。

 

午前は、会議室で講義を行いました。当初はその所属の違いから打ち解けることに苦労するかと思われましたが、学びを求めて来た志を同じくする指導者同士、はじめから違和感なく和気あいあいと良い雰囲気でカリキュラムが進行しました。特にワークの場面での意見交換は活発で、他者の視点に触れる良い機会になっていました。今回はコーチ講習会の枠組みの中での経験でありますが、これを応用しコーチやプレーヤーのみならず、様々な立場の人の意見を聞く姿勢を持つコーチに成長して欲しいと願います。

 

午後は、グラウンドで実技を実施しました。今回は受講生が少ないため、郡山北工業高校と勿来工業高校の生徒14名の協力をえてプレーヤー役を、コーチ陣は2人×3班(内1つは3人)で実施しました。各班とも、「問いかける」「ゆだねる」アプローチが多くみられ、午前の学びを生かそうとする姿勢が強く感じられ、充実した演習となったと感じます。また、全グループとも指導のキーポイントをぶらさず貫いていたこと、前のグループの課題を改善しようとする姿勢が見られたことも評価できます。レビューにおいては受講生から自発的に声があり、良かった点と改善点の意見交換ができました。一部の実施者からは「計画通りいかなかった」との反省も聞かれましたが、今が完成ではなく、「PDCAサイクルを回す良い材料を得た」という視点を持つことが重要であるとアドバイスし、全体で共有しました。

最後のまとめの講義では、自身のコーチ哲学を見つめ、さらには学び続けることの大切さを互いに確認しあい、講習会を終了しました。

実施日:2025429日(
開催場所:郡山市 磐梯熱海サッカー・ラグビー場

エデュケーター:佐藤弘樹