2023年3月23日(土)、山梨学院大学和戸ラグビー場にて山梨県では初となるC級コーチ講習会を開催しました。本県では初めての開催となり、開催できる人数が集まるかどうか不安でしたが、ラグビースクール(幼児・小学生・中学生)、中学校、高校、大学、クラブチーム(社会人・女子)、コーチ希望の大学生など多様なラグビーのコーチング現場から、50代、40代、30代、20代と17名の参加者(県内10名・県外7名)が集まりました。
様々なカテゴリーの指導者の方々が集まったため、午前中の講義ではスタートコーチで学んだことの復習も兼ねながら、さらに深く学び、自らの経験を語り合うことにより新たな発見や学びがありました。参加者の皆さんから様々な発言もあり、活発な意見交換がなされました。
午後の実技に向けては1グループ3名or2名×6グループとなって役割分担し、午後の実技の計画を立てました。各グループとも異なったカテゴリーの指導者が一緒になるようグループ構成をしたため、練習計画立案の際にも、相互に学び合い、交流が進んだ様子でした。昼休みも使いながら、ずっと参加者の皆さんはコーチミーティングをおこなっていました。午後、天候がみぞれになっていたため、急遽、武道館で実技を行うことになりましたが、参加者の皆さんは柔軟に対応して頂き、コーチング実技をおこなっていただきました。そういったこともコーチングスキルの一部であると思います。実技では、午前中に学んだ攻防の原則をもとに、攻撃の前進・支援の「キック」「1対1」「2対1」「2対2、3対3」、防御の前進の「ラインDF(2対2)」「ドリフトDF(3対2)」の部分を実際の練習に落とし込み、様々なコーチングアプローチを使い分けながらも、プレーヤーセンタードのコーチングスタイルを意識して全員が取り組みました。
最後はミーティングルームに戻って、ステークホルダーコード、コアバリューやフィロソフィーについて双方の意見、考えを聞きながら話をしました。特にフィロソフィーについては多くの方々の熱い想いを聞くことができて良かったです。
受講者の皆さまが、このC級コーチ講習会で学んだことをきっかけに、さらに現場で実践を積み重ねていき、各カテゴリーにおいてプレーヤーセンタードのコーチングを更にブラッシュアップしていってくださることを期待しています。
実施日:2024年3月23日(土)
開催場所:山梨学院大学
エデュケーター:圓福 要