本県では2度目の開催となり、お隣の福岡県から参加いただいた事もあり、最低人数の5名ではありましたが何とか講習会を開催することができました。12月の忙しい時期にも関わらずご参加いただいたことに、感謝いたします。
参加者が5名ということで、皆さんに話をしていただく機会も多く、一つのチームのような感覚で進めることができました。ただし、実技に関しては制限される部分もあり、メリットとデメリットが見えた講習会となりました。
午前中は、図書室にて講習を行いました。伝える内容も多く、どうしてもエデュケーターからの一方通行になってしまいましたが、ワークを通して双方向型の講習会になってきました。意見交換をする中で互いにコミュニケーションをとっていただけたことが講習会のよい雰囲気を生んだと思います。コーチングアプローチやコーチングスタイルの部分で役に立ったと感じられた方が多く、講習内容にも充実感を味わっていただけたことがよかったです。
午後からの実技講習では、3つのカテゴリー(小学3・4年、小学5・6年、中学生)に対象年齢を分け、指導計画を立てていただきました。また、指導の中心は1名でしたが、それぞれサポート役も経験していただき、実際にチームでの指導に近い形で実技を行いました。少人数の良さで、レビューの際、毎回全員から意見を出していただきました。数多くの見方があり、良い部分も多く気づいて頂けたことに大きな価値があったように思います。指導にホワイトボードを使用される方、練習メニューをキャプテン・副キャプテンに伝え、選手の話し合いからスタートされる方など日頃の指導を生かし、実践していただけたことで多種多様な方法があることに気づかされ、こちらが多くを学ばせていただきました。
ただし、実技指導に必要な人数が確保できなかったことや体力や安全の観点から、実技の時間を少なくしていただいたことは今後の課題かと思います。
最後のフィロソフィーについては、お一人お一人に話をしていただきました。簡潔で分かりやすい表現をされており、講習で学ばれたことを生かしながら、自らの指導観をしっかりと見つめ直していただけました。自らの考えをしっかりと整理し、言語化できたことへの充実感があり、少人数であったことでの利点が多くあったように感じました。
今回はエデュケーターとして参加させていただきましたが、参加者のみなさんとの時間の中で多くのことを学びました。私が2度目の講師で準備不足もありましたが充実した時間を過ごせたことに感謝いたします。これからが大切であると思いますので、参加者のみなさんと共に、また学び続けたいと思います。
実施日:2023年12月17日(日)
開催場所:小城市立桜岡小学校
エデュケーター:木原 信彦
助手:江越 慎也