2022年度JRFU C級コーチ講習会（茨城県）実施報告

 今年度２回目となる茨城県での開催でした。前回同様、県内コーチのみならず近隣都県、から参加して下さった21名の受講者での講習会となりました。他都県からのお越しの皆様方、遠い中お疲れ様でした。

今回の会場は、茨城県立水戸農業高等学校さんの施設を使わせていただきました。関係者の皆様ありがとうございます。

受講者は、幼児から社会人（不惑含む）まで様々なカテゴリーの指導者が集まり、講義時間だけではなく休憩時間も積極的に交流を図っていました。私自身も少ない時間ではありましたが皆様とお話しすることで改めて熱意ある指導者の方々で今のラグビー界が支えられていると再確認できました。

講義では、特にコーチングプロセス・コーチングアプローチの内容では受講者自身が日頃のコーチングを振り返る時間となりました。

受講者の中には、「クラブやスクールが一つとなって組織化がうまくできていない」「各指導者のコーチングも様々でしっかりとメニューや目的など、横・縦のスタッフとの連携が必要と感じた」など現状を踏まえながら双方型で講習をすることができました。

午前の講義を終え、いよいよ実技の実践を行いました。水戸農業高校さんの素晴らしい天然芝１面のグランドで５グループに分かれ、練習計画を立て、ハンドリング・２対１、３対２等、基本スキルを中心に実技を実施しました。

実技では、やはり受講者の方々の多くは「ゴール設定とキーポイントの結び付き」に苦労していました。練習計画をする際にも選手に「どんなスキルを身につけさせたいのか？」「そのためにどのようなポイントが必要なのか？」を考えるのに、悪戦苦闘している姿もありました。しかし、少しでも良い練習を作り上げるために多くの意見交換をしている姿をみたり、ユニークなメニューをするグループもあったりと、エデュケーターという立場の私にとっても多くの学びがありました。また、今回は受講者の皆様も選手役として経験することも新鮮であり、日頃感じることができない学びもあったのかなと思います。

今回の講習会に参加されたコーチの皆様方は、非常に充実した1日になったのではないかと思います。 参加者の皆様にはC級コーチ取得で満足するのではなく、更に先を目指してくれることを願っています。そして本日学んだ事を活かして、自チームだけに留まらず地域ラグビーを活性化する指導者として活躍してくれることを願います。

素晴らしい指導者の方々にお会いできたご縁を大切にしていきたいと思います。

どうもありがとうございました。