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ワールドラグビー主催ストレングス&コンディショニングおよび トレーニング&エデュケーション研修コース(タイ・バンコク)の参加報告

コーチング部門S&C担当の村上貴弘からタイ・バンコクにて開催されたワールドラグビーSUPREWEEK in Bangkok参加に関して以下に報告します。

  

【目的】

・日本でのワールドラグビーのストレングス&コンディショニングコースの開催への準備。

・ストレングス&コンディショニングLevel1およびLevel2コースの内容と、開催方法の理解と実践。

・トレーナーの技能の理解と実践

・エデュケーターの技能確認(Quality Assurance)

・ACTIVATEコースの内容と開催方法の理解と実践

 

【経緯】

・ワールドラグビーアジアTraining & Educationの責任者より要請を受け、日本ラグビーフットボール協会普及育成部門の承認のもと参加。

 

【日時と場所】

・日時:2022年12月11日(日)〜2022年12月18日(日)

・開催場所:タイ・バンコク Montien Reverside

 

【スケジュール】

12/10   出国フライト(羽田〜バンコク)、エデュケーターミーティング

12/11   S&C L1開催(エデュケーター)

12/12~14 S&C L2+アクティベート開催(エデュケーター)、S&Cシンクタンク会議

12/15   トレーナー養成コース(参加者)、エデュケーター養成コース(トレーナー) 

12/16   エデュケーター養成コース(トレーナー)

12/17   ACTIVATEエデュケーター養成コース(トレーナー/デュケーター)

12/18   ACTIVATEコース開催(エデュケーター)、S&C L1(トレーナー)

12/19~20 帰国フライト(バンコク〜羽田)



【所感】

S&C Level1および2の内容について明確に理解できたとともに、参加者の技能評価のプロセスと基準についても明確になりました。

 

S&Cシンクタンクでのディスカッションにより、両コースともに開催日数や、事前学習が増える見込みです。Level1:1日間→1.5〜2日間、Level2:3日間(変更なし)両コースともに、2時間×1〜3回のオンラン事前学習セッションを開催が前提になる点も変更点です。これら変更と反映は、2023年4月頃の予定です。

 

ACTIVATEコースは、Level1コース内に0.5時間組み込み、プログラムの概要に触れることを最低限度として、必要に応じて2時間、1日のコース開催も選択可能とのことです。JRFUにおいては、A,B級コーチ資格内に組み込む選択肢も検討可能です。

 

エデュケーター、トレーナーとしての技能についても、それぞれのフレームとベンチマークが明確に設定されており、またLevel1、エデュケーターコースの統合的な構成は、トレーナー、エデュケーターともに、それら知識を、即興的に実践することが要求される構造であることも、特筆すべき特徴です。

 

今回のコースで学んだS&C専門知識と、それらを指導者が学ぶためにエデュケーター、トレーナーが設定すべきプロセスとアセスメント技能を、今後のJRFUでのS&C啓蒙に繋げます。

 

以上