「S&Cデータから見た日本代表の強さの秘訣」実施報告
〜2019ラグビーワールドカップ S&Cデータ共有会〜
標題の件につき、下記の通り、ご報告いたします。
記
日程:2月5日(木)19:00~21:00
場所:秩父宮ラグビー場オープンルーム6
内容
2019ラグビーワールドカップ S&Cデータ共有会
(1)2019RWC S&C報告
(2)S&C one team project (SCOT)の概要説明(測定、モニタリングデータシェアシステム)
(3)トップリーグデータ共有事例
(4)One Tapシステム概要
(5)グループワーク
講師
太田千尋氏(JRFU技術委員会HPコーチ部門S&C担当、日本代表S&Cコーチ、サンウルブズS&Cコーチ)
村上貴弘氏(JRFU技術委員会HPコーチ部門S&C担当)
奥野純平氏(JRFU技術委員会HPコーチ部門S&C担当、ホンダヒート)
中竹竜二氏(日本協会理事)
参加者
トップリーグから大学チームまでのS&Cコーチの方(参加者35名)
概要
2019ラグビーワールドカップにおけるジェイミーJapanの躍進の貢献要素の一つとして挙げられるストレングス&コンディショニングの領域。実際のジャパンのデータを共有することで、日本ラグビー全体の底上げを図るためのコミュニティの醸成を目的とする。また、S&C one team project (SCOT)を立ち上げにむけた概要説明を行い、今後、測定やモニタリングデータシェアを連携していく参加チームの募集を行う。
参加者の声
・代表チームでのSCとしてのデータの活用や選手やコーチ陣に対しのフィードバックの内容を具体的に学ぶことができ、自分がチームに何ができていないかを気づくことができました。
・Japanの情報が分かった事で大学レベルで何が必要か見えた。
・日本ラグビー界として進みたい、強化したい方向性を示していただき、全てのカテゴリーが一貫した強化を行える可能性を感じた。
・明確なゴールセッティングとデータ活用について学べて良い機会だった。
・オープンにしづらい情報を共有してもらい、勉強になった。
・様々チームのS&Cが集まり、参加者同士で考え、情報交換する時間ができた。
成果
・ベスト8に進出した裏にはS&Cの緻密な計画と準備無くしてあり得なかったことが参加者に理解された。
・日本代表の数値を共有することでベンチマークを知ることができ、大学、トップリーグのS&Cの数値が向上することが期待される。
・全てのチームで測定項目を統一して、全チームのデータが揃うことが期待される。
・S&Cコーチが一同に集まり、情報交換と横の繋がりを形成することができた。
・データが細かく、全てのデータを公開されたこと、共有されることでさらなる競争に繋がる。
・新しいシステムを導入する試みが紹介できた。
課 題
・今回参加できなかったチームへの対応と高校レベルのS&Cコーチへの提供。
・定期的な意見交換と共有。継続的な繋がりの機会の創出。
・人数に対して部屋が狭く、スライドが見づらい環境であった。
・情報共有システムへの賛同を取り付ける
以上
村上貴弘氏(JRFU技術委員会HPコーチ部門S&C担当)
奥野純平氏(JRFU技術委員会HPコーチ部門S&C担当、ホンダヒートS&C)
太田千尋氏(JRFU技術委員会HPコーチ部門S&C担当、日本代表S&Cコーチ、サンウルブズS&Cコーチ)
橋口さん(ユーフォリア)
報告者 日本協会技術委員会ユース戦略部門員 藤森啓介